塗装ブースは、塗装対象物の塗装汚れ周りに飛び散らない役割を担っています。しかし、塗装ブースも日頃から使用し続けていれば汚れて来る為、定期的なメンテナンスを要します。ここでは、塗装ブースでのメンテナンスの必要性についてお届けします。
塗装ブースのメンテナンスが必要な理由とは?
塗装クオリティーの品質を一定に維持する
塗装ブースでは、ヒビの塗装作業で余分な塗料がブース内に充満してきます。すると、次第に折角塗装を施した製品に、再び塗装が付着してしまいます。再付着した事で塗装品質低下に繫がります。
排気不良を防止する
排気塔の内部、エリミネーター、ベンチュリー部などへ塗料カスが蓄積される事で、排気効率が悪くなります。なので、塗装ブースでの排気風速が足りず、塗装製品やブース内の壁面に塗料が付着していってしまいます。
塗料放出を最小限にして外部放出する
エリミネーターでの塗料カス除去が十分にできない場合、塗料が排気ダクトを通って外部放出される原因になります。そうならない為には、有害物質の大気中への放出を最大限に減らして行く事が必要になります。
排気ファンの機能性を維持する
エリミネーターは、十分に塗料カスを除去する事ができない場合、多くの排気カスが排気ファンに付着していきます。すると、排気機能効率の悪化に繫がる為、機械のモーター過負荷、電気代増加などの原因となります。また、排気ファンに塗装カスが付着する事で、回転のバランスが狂ってくるので、振動が生じて塗装ブース全体に大きなダメージを与えてしまう事にも繋がります。
排気塔の内部やエリミネーターの塗料カス除去の性能維持
塗料が付着したままエリミネーターを放置していると、塗料カスの重みによって変形を起こしたり、設置角度が変わってしまったり、色々変化が出てきます。なので、結果、十分な塗料カス除去を行う事ができない、と言った事態になっていきます。また、老朽化で錆が出てきて破損する場合もあり、そうなると再度作成の為の費用が発生します。
ダクトの排気機能と火災防止
エリミネーターは、完全に塗料カスを除去する事はできません。なので、少しずつダクトに塗料カスが蓄積されていきます。ダクトに付着した塗料カスと言うのは、排気効率の悪化や省エネの妨げとなる事をはじめ、塗装ブース、設備、工場全体の延焼被害を招く原因にもなります。排気効率の改善、省エネ対策、環境の配慮、設備火災防止など、あらゆる事を改善して守っていく為にも、定期的なメンテナンスが必要になります。
このように、弊社では製造における製品品質の維持、塗料設備の性能維持、これらを保つ為に、塗装ブースの定期的な清掃やメンテナンスが必要です。工場スタッフで現場の清掃をされている所もありますが、手間も労力もかかり大変です。そこは弊社に任せて頂ければ丁寧に清掃させて頂きます。