クリーンルームとは?
クリーンルームと言うのは、空気中の浮遊微小粒子や、浮遊微生物が限定された清浄度レベル以下に管理されており、空間に材料、薬品、水、その他不純物、ゴミなどを取り除き、ゴミを持ち込まないようにする空間を指します。クリーンルームの中で製造を行う際、小さな埃の付着もしてはいけない半導体製造や、細菌繁殖によって品質に悪影響を与える食品加工などでは、ホコリやゴミを限定した数に清浄度(クラス)が管理された空間になっています。さらに、温度や湿度を快適状態にし、外部からゴミが侵入しないよう室圧制御した空間が特徴です。クリーンルームの中では、使用する薬材や洗浄水によって部屋の中の粒子濃度が多くならないように配慮し、クリーンルーム内が暑く室内で作業を行う人が汗をかかないようにする事も大切なポイントです。なので、汗を嫌う製品作業では温度管理も必要になり、また、外部からのゴミの侵入を避ける為に圧力制御させます。室内の清浄風は向きと速さなどの風形状と気流分布を一定範囲に制御するための設計です。
さらに、空気中に浮遊する微粒子は、肉眼で見る事ができる限度の100分の1の粒子の事を指します。例えると、0.5㎜のシャーペンの芯の細さの100分の1が微粒子になります。微粒子と言うのは、一般に市販されている空気調和エアフィルターでは完全に取り除く事はできません。なので、クリーンルームを設計する段階で、外部から微粒子・細菌を侵入させないように、クリーンルーム内で発生させないために、様々な工夫を施しています。
クリーンルームの仕組みとは?
空気中のゴミや微粒子を捕集して、清浄した空気をクリーンルーム室内いっぱいに拡散させます。拡散した室内空気を空調機の吸い込みに空気送り、循環ファンにて循環サイクルを形成します。外部からの汚染の流入でクリーンルーム室内が汚れる事を防ぐ為、クリーンルーム内を陽圧に保つ事が大切になります。陽圧を保つ方法として、外気処理した空気を空調機本体に取り入れ循環エアーと混合させ、外気処理した空気量と同様の空気量を排出する事で陽圧を保ちます。
クリーンルームの予算を抑える秘訣とは?
お客様一人一人のご希望空間に合わせ、必要最小限の箇所を最適な清浄度でクリーンルーム化する事ができます。それによって、大分クリーンルーム費用を抑える事ができます。弊社では、目的や用途に合わせて清浄度のクリーンルーム設計・施工する事を提案しています。現場調査を行ないながら、設計・制作・施工まで全てを行なっています。クリーンルームの予算削減では、細かなクリーンルーム計画を行う事で予算を抑える秘訣に繫がります。