以前塗装ブースを設置させていただいたお客様からの依頼です。
工場内が負圧でドア・扉が重く給気設備を導入したいが、工場内の温度管理もしているので冬場の冷気は入れたくないとのことでした。
給気・温度管理ということでボイラーから温水をコイルの管内に流し、コイル表面に外気を送ることで温風を作り暖かい空気を送り出して給気する方法で提案・施工させていただきました。
給気ダクト工事前:既設排気ダクトが立ち上がっています。
給気ダクト工事後:壁面空きスペース内にダクト配管できました。給気なのでフィルターを通して外気を取り入れます。
屋内給気ダクト・温水コイル設置前後:設置スペースの確保に苦労しましたが、なんとか省スペース化しつつ設置できました。
設置温水コイル:側面の銅管から温水が流れ、外気がフィン(青い面)を通る過程で暖かい空気となって屋内に給気されます。
続いてボイラー設備小屋の組み立てです。
ボイラー設備設置小屋:鉄骨にて骨組み。基礎工事を除くとおよそ2日で完成しました。
温水配管:屋内・屋外の様子です。
銅管を通る温水の温度を80℃に設定し試運転してみたところ、外気温約15℃のとき、コイル通過直後の温風が約46℃となりました。
給気設備を導入したことで負圧による負担は軽減し、工場内の温度管理の問題も解決することができました。
弊社では大規模な工場から一般住宅まで、それぞれお客様の要望に沿ったオーダーメイドの形で設計・施工が可能です。
現在の作業環境の改善、希望する作業環境を聞いてからのご提案もできますので、お気軽にお問い合わせください。
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