先日ですが、蛍光灯リサイクル設備の補修工事を行なってきました。

(実際、工事したのは弊社の若手ですが…。私は段取りのみ)

リピーターのお客様で、昨年頃からのお付き合いをして頂いております。注文数は今回で3回目。

工場は蛍光灯を回収・分別(ガラス、鉄屑、水銀)・分別した物をそれぞれ処理。

と一環して行なっており、その分別の際の、一部の箇所で、数年によって金属疲労した箇所の補修工事です。

現状 (4) 完了

管径はφ165、板厚はt5.0mm、内部にスクリューが入っており、砕いた蛍光灯が内部を通過し、その先で分別が行われます。

一部、塗装が剥げている箇所がありますが、そこに亀裂があり、ガラス・水銀が落ちて来ます。

(施工前、施工後写真)

経過としては4~5年で、原因はおそらく、蛍光灯の金属部分がスクリューに引っかかり、管内を傷つけ、それがどんどん広がっていったと思われる。

交換した物は元の管と同じサイズ(板厚も同じ)でしたが、経過4~5年が短いように感じたので、外側(下半分、半円)にt3.2の板を丸めて、追加溶接しております。

解体材料 (1) 解体材料 (2)

上写真は、もともとの管で、左が、損傷・金属疲労した部分で約1.0mm以下となっていました(管の上と下の板厚が違うのが分かると思います)。右がもともとの厚みで、損傷が無い所です。

スクリュー自体は硬い鋼材で出来ているのか、ほとんど損傷はみられていなかったそうです。

ガラス・水銀とどちらも非常に危険な物質でしたが、特に問題も無く、無事完了して来ました。