基盤製造業の印刷室局所排気

基盤製造メーカー S社の場合

導入経緯

熱交換器を使用した吸排気ダクト
画面右が排気、画面左が吸気、左下の水色部分が熱交換器です。

以前より有機溶剤の排気のため局所排気装置を設置していたが、それだと空気が外に出ていくだけのため、室内が絶えず負圧になっていた。室内が負圧だとドアが開いた時に外気が入り込み、室外のゴミを室内に引っ張ってきてしまい、その結果製品にゴミが付着し、不良品が発生していた。
そこで、排気だけではなく吸気も行い室内を正圧にして不良品が発生しないようにしたい。

施工概略

全熱交換機を設置し、排気空気の熱の70%~80%を吸気空気に熱交換し、冷暖房の低下をなくした。なお、給排気のダクトに風量調整ダンバーを設置し、室内が負圧にならないようにした。

成果

(室内が正圧になり)不良品がなくなった。さらに吸気と排気する空気の温度差がほとんど無くなり、冷暖房の効率も上がった。