発電機の騒音対策

食材メーカー Y社の場合

導入経緯

施工前

エンジン発電機の騒音で工場から500m程離れた近所の住民から苦情が出たので、代理店経由で相談が来た。その工場では工場内の温度を一定に保つため冬と夏の時期だけ発電機を動かし空調用の電力を補っていた。その騒音が問題になっていたのだった。

施工概略

施工後

冬と夏の期間は24時間発電機が動くので夜間に騒音測定を行い周波数分析を行った。他の音(車の音など)を拾いたくないために20時頃に測定した。調査した結果として低周波が原因ということが分かった。高周波であれば、距離が離れると減衰するが、低周波の場合は距離では減衰しにくい性質をもっている。

その為、500m離れた民家にまで届いたのだった。そこで低周波を落とすためコンクリート板で発電機を囲うという防音工事を行った。ちなみに金額だけでは説得力に欠けるため計算書(予想騒音値)も含めて一緒に提案した。
必要であればコンクリート+吸音材を使うことも計画していたが、実際にはコンクリート板のみで事が足りた。

成果

騒音の測定値が下がり、苦情は来なくなった。